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活動レポート
「日産デザインフォーラム ”イマジネーション ファクトリー” in シンガポール」イベントレポート (2006/10/11)
日産デザインフォーラム
"イマジネーション ファクトリー"

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8月31日〜9月3日の4日間、第1回日産デザインフォーラム”イマジネーションファクトリー”がシンガポールのMICAビルディング内にて行われました。初日である31日はプレスデーとして、メディア取材やレセプションパーティが行われました。今回はそのプレスデーの模様をご紹介いたします。

メディア取材

BBCの生放送に出演

31日の朝は、BBCスタジオでの取材から始まりました。日産デザイン本部の國本恒博プロジェクト・デザイン・ダイレクターとBBCアジアビジネスリポートアナウンサーであるリコ・ヒゾン氏との間で交わされた日産のデザイン戦略についての話は、生放送の熱気だけでなく、会話のテンポのよさが非常に際立っていました。


國本プロジェクト・デザイン・ダイレクターとBBCアナウンサーのリコ・ヒゾン氏


ライフスタイル誌など約20メディアが集合

取材終了後、イベント会場に移動し、取材陣を迎え入れました。この日、私と一緒に取材陣を迎えたのは、日産のデザイナーや広報メンバー、そして、会場のあちらこちらにディスプレイされたたくさんのデザイン展示です。
今回は、日頃から日産自動車との関係が深い自動車専門誌やビジネス系メディアだけでなく、これまで交流の少なかったデザイン系雑誌やライフスタイル誌など、約20のメディアが訪れました。


会場内の様子


日産デザインについてのメディアブリーフィング

イベント前に行われたメディアブリーフィングでは、そうしたメディアに対し、日産自動車におけるデザインのアプローチについて様々な観点から紹介しました。なかでも國本プロジェクト・デザイン・ダイレクターからは日産デザインの歴史に始まり、その精神、転機、軌跡そして近年の主軸商品の話に至るまで幅広いテーマのプレゼンテーションが行われました。


日産デザインについてプレゼンテーションをする國本プロジェクト・デザイン・ダイレクター


日産のデザイン開発プロセスを紹介

また、プロダクト・チーフ・デザイナーを務めるアルバイザ氏は仮想カスタマーを例にしたプレゼンテーションを行い、デザイン開発のプロセスについて説明しました。
説明に使われた仮想カスタマーは、「21歳の米国人、アダム君」というエコブーマー世代の青年。開放感があり、自由に溢れながらも、友人や好きなゲームといつも繋がっていられるようなスポーツカーに憧れています。バイクに乗るという選択肢も考えますが、両親は彼がより安全な乗り物に乗ることを望んでいます。
日産のデザイナーは、そんなアダムや彼と同じような人々のためにイメージを膨らませていき、最終的に、彼らのためのクルマとしてスポーツコンセプトカー「アージ」を創造しました。


チャンネル・ニュース・アジアのインタビューに答えるアルバイザ プロダクト・チーフ・デザイナー



フォーラムでは多彩なプログラムを展開
次世代を担う学生たちと触れ合ったワークショップ

午後には学生とのワークショップが行われ、日産のデザイナーとデザイナーを目指している学生達がさまざまなアイディアを交換しました。それぞれ学生2名からなる各学生チームは“デザインとDNA-アジアから世界に発信する未来の車:工業デザイン”をテーマに約100名の学生、日産デザイナーそしてメディアの前でプレゼンテーションを行いました。また発表後にはデザイナーから批評と今後の改善点などの指摘を受け、新たな課題と目標を胸にしました。


ナンヤン工業大学の学生によるプレゼンテーション


さまざまな分野のデザイナーが熱く論戦

続いては“機能的なデザインと情緒的なデザイン”をテーマにしたフォーラムが開催されました。パネリストは、日産デザイナーと、建築、イラストレーション、服飾、編集、そして工業デザインや内装デザインなどさまざまな業界から選ばれた8名のデザイナー。
デザイナーとして追求すべきは「機能」か、「人間の情緒面」か、あるいはその両者か、そして芸術、美学、情熱、文化と実用性をどのように形に落とし込んで行くのかなど、各パネリストよりそれぞれの分野から意見が述べられ、熱い論戦が繰り広げられました。


感情に訴えるデザインについて語るパネリスト


豪華なゲストを招いて行われたレセプション

このように熱く盛り上がっていたフォーラムも、日が暮れるにつれて次第に穏やかなムードに。歌手のマヤさんが歌うソウルフルな“Close to you”に合わせ、レセプションパーティの招待客が集まりだしました。パーティに参加したのは、世界的なデザイナーである喜多俊之氏、ファッションデザイナーのワイキッド・ソン氏、Nakamichiのブライアン・リン氏、玩具デザイナーのワイ・ジェイ・バン氏、そしてトレンドセッターであり、ファッションの先端をゆくシンガポール・ウーマン・ウィークリーの編集長タラ・バーカー氏、そしてシンガポールのみならずマレーシアのフォー・ヒム・マガジンの編集者である、デビッド・ファーマンリム氏など。
これら豪華な面々がパーティを盛り上げ、ファッショナブルななかにも笑顔の絶えない賑やかな催しとなりました。


レセプションの様子


エンディング

そしてイベントの最後を飾ったのは、マヤさんが力強く歌い上げる“How deep is your love”。こうして参加者の心に響く思い出を残し、日産デザインフォーラムは幕を閉じました。


美しい歌声でゲストを魅了したマヤさん


予想以上の熱気に感動…現地広報担当者より

「日産デザインフォーラムはシンガポール人のマインドを解放し、デザインという芸術を自動車という視点から認識するきっかけとなりました。このようなイベントは初めての試みでしたが、参加者が示してくれた興味や興奮は、私の予想をはるかに上回るものでした。それぞれのプログラムが終わるごとに高まる熱気と活気…もしあなたがその場にいたら、きっとそれを感じたことと思います。」

日産アジアパシフィック(シンガポール)
広報マネージャー、シャロン・リー

デザインシンガポールカウンシル担当者より
「デザインを学ぶ学生や、デザインを教える教授、そしてデザイナーや芸術家がこの創造的な意見交換の場に参加し、彼らのデザインに対する感動や情熱を共有する姿を観ることは、我々にとっても大いに刺激になりました。本当に充実した体験であり、日産デザインフォーラムがここシンガポールでもっと開催されればと思います」

デザインシンガポールカウンシル、シャーロット・チン

*デザインシンガポールカウンシルは、シンガポール政府のデザイン振興協会です。

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