メッセージ

カルロス ゴーン
社長兼最高経営責任者
自動車業界は、新たな局面を迎えました。クルマについてあらゆる変革をもたらす激動の時代の始まりです。
環境に対応する持続可能なモビリティ社会を目指し、かつてない「技術競争」が繰り広げられています。この成果は、人類に大きな恩恵をもたらし、自動車メーカー発展の決め手となるでしょう。
何が焦点となるのか。燃料電池、電気自動車か、またはバイオ燃料、高性能ディーゼル、ハイブリッド、あるいはまったく知られざる技術なのか、まだ誰にも分かりません。未来への鍵は依然として発見されておらず、勝負の趨勢はまったく未知数なのです。
そうした状況においても日産自動車は、手に届くところに有効な解決策があると考えています。しかし、勝者を選ぶのは技術者ではありません。
環境活動を牽引する最大の力は、お客さまのニーズにあります。お客さまが自ら吟味し、新車を一台買うという行為は選挙で一票を投じることと同じです。極めて民主的な方法によって求めるべき環境活動は決められていくのです。お客さまこそが変化のスピードと方向性を示すのです。
どの技術が主流となるかは予測がつかないため、メーカーは多額の研究開発投資を行い、あらゆる可能性を追求しなくてはなりません。各社にとって大きな挑戦です。
幸いなことに、当社には最後までやり遂げる態勢が整っています。
1999年当時、資金難に直面していた日産は、長年に亘り受け継がれてきたブランド・アイデンティティの中核をなす、技術革新への継続的な投資を諦めるしかありませんでした。
しかし健全なバランス・シートを誇る現在、当社の研究開発費は1999年に対し、2倍以上増加しました。同時に、研究開発活動の効率性を飛躍的に高めることで、その額を遥かに越える効果を生み出しました。
そして、当社は中期環境行動計画であるニッサン・グリーンプログラム2010のもと、多岐に亘る技術を追求することが可能になりました。また、磐石なルノー・日産アライアンス体制により、当社は高性能リチウムイオン・バッテリーなどの特定の有望な技術に注力しながら、同時にルノーはクリーン・ディーゼルの開発に取り組むなど、それぞれが重複しないよう効率よく技術革新を進めることができます。
日産は業界の先駆者を目指し、積極的に環境活動を進めています。
当社は今後、環境対応の進歩に加え、安全性や快適性等、さまざまな分野における技術革新を実現していきます。私たちは、「環境への配慮」と、「走る楽しさ」の両立は実現可能と信じています。さらなる動力性能の向上による、新しい技術にもぜひご期待ください。
(プロファイル2007より)

ビジョン
日産:人々の生活を豊かに
ミッション
私たち日産は、独自性に溢れ、革新的なクルマやサービスを創造し、 その目に見える優れた価値を、全てのステークホルダーに提供します。 それらはルノーとの提携のもとに行っていきます。

