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活動レポート
日産自動車のスマトラ沖地震・津波被災者支援について(2006/01/06)

皆さんは、一昨年12月に発生したインド洋大津波のことを覚えていますか?

一昨年末に発生したスマトラ沖大地震およびインド洋大津波から、すでに2年が経過しました。地震と津波の残した傷跡は現在も癒えることなく、多くの方々が心に傷を抱え、不自由な生活を余儀なくされています。

当社はこれまで、「ただの現金寄附ではなく、現地の真のニーズを考慮し、確実に被災者に届く中長期的な支援を!」とのゴーンCEOの指示のもと、社員とともに、さまざまな活動の支援に取り組んできました。

そこで今回は、地震・津波発生直後に表明した総額1億円以上の津波復興支援の使途を始め、日産自動車の津波支援の全体をご報告します。


レポート:日産自動車の津波支援について グローバル広報・CSR部 藤田雅子


津波発生から2年以上が経ちました

日産の支援検討にあたりバンダ・アチェの被災地を視察

インド洋を囲む国々に多大な被害を与えた大津波の発生から既に2年以上が経過しています。最近は報道される機会もほとんどなくなりましたが、現地では復興に向けての活動が今でも続けられています。日産自動車も、この一年間、会社としての被災地支援の具体化に取り組んできました。

日産自動車(NML)は、インド洋大津波発生直後に、被災地支援として、総額1億円相当の会社支援、社員募金及び会社から募金額と同額の上乗せ(マッチング)を行うことを決定しました。一部は災害直後の緊急支援に充てましたが、大部分の使途については、ただの現金寄付ではなく、「被災地現場のニーズに応える支援」「結果が明確にわかる支援」「中長期的な復興に役立つ支援」を行うべく、復興活動の実行団体である国連機関や各NGOと、日産が協力できるプロジェクトの具体化について協議を重ねてきました。その結果、インド洋を囲む4ヶ国での支援プロジェクトが確定しました。


WFPへの車両寄贈(インドネシア)

車両贈呈式で握手をするモハメド・サリヒーン氏(左)と太田社長(右)


2005年12月5日、ジャカルタのインドネシア日産では、WFP(国連世界食糧計画)への日産車両12台の贈呈式が行われました。これは、日産自動車が、被害の大きかったインドネシアでの支援を行うため、災害発生直後から現場で活動を展開していたWFPと協力の可能性について検討し、輸送手段が鍵を握るWFPの活動に自動車会社である当社が協力することになったものです。インドネシアの記者約40人が出席した贈呈式では、インドネシア日産の太田社長から、WFPインドネシア事務所長のモハメド・サリヒーン氏に車両の鍵が贈呈されました。テラノやセレナなどの日産車が、スマトラ島での被災地支援を始めとするWFPの活動を通してインドネシアの復興活動に貢献します。

この車両寄贈は、2005年5月末のスマトラ島視察から始まりました。被災地支援を行うにあたり、現地のニーズに合った支援を実現するために、被災地の現状や支援活動の内容を把握することが視察の目的です。訪問したバンダ・アチェ、メラボーは、インドネシアで最も被害が大きかった村落です。災害発生から既に五ヶ月が経過しており、建物の残骸の撤去や遺体の収容等の作業は終わっていましたが、 破壊された建物の再建等の活動は一切始まっていません。建物が全て破壊された被災地には、ひどく変形し錆の出た自動車の残骸や、内陸に打ち上げられた船が放置されたままです。

そんな中でも、生活建て直しの動きは始まっており、WFPは、食料供給の観点から被災地支援を行っていました。緊急支援としての食糧配給だけでなく、食糧の配給を通して子供達を学校に呼び戻すことや、子供達の栄養状態を改善し学習能力を高めることで、中長期的に学校教育を機能させることも目的としています。ここに、日産自動車との協力の接点がありました。その後、詳細の詰めを行い、12月5日の贈呈式を迎えることができました。




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