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ニッサン童話と絵本のグランプリ25周年に寄せて

ニッサン童話と絵本のグランプリ25周年おめでとうございます。

1回目の絵本大賞をいただきました。そのときのうれしい気持ちは25年たった今もよく覚えています。きれいなコンパニオンのお姉さんが胸に花をつけてくれたこと、初代館長の鳥越信先生に受賞作を褒めていただいてうれしかったこと。そのときの副賞でいただいた名前が入った置時計は今も時を刻んでくれています。

絵本作家になりたいけれど、どうしたらいいのかよくわからないでいたとき、公募の記事を見つけました。それから応募するお話しを2か月ほど考え続けましたが何も浮かばず、自分には才能がないとあきらめて布団に入った夜中、不思議なことに瞬時にお話ができました。

そして翌年、「ワニくんのおおきなあし」を出版していただき絵本作家として一歩を踏み出すことがきました。絵本を作る楽しさとしんどさを味わいながら気がつくと25年が経ちます。おかげさまでワニくんはいまだに続いていて、つい最近シリーズ12作目の「ワニくんのアップルパイ」を出版することができました。

本当にこのグランプリに出会えてよかったです。絵本作家として歩き出す大きなきっかけとパワーを与えてもらいました。それは他の受賞者の皆さんも同じ気持ちだと思います。25年間このグランプリを支えてくださった皆さんにとても感謝しています。そしてこれからもずっと続いて、絵本作家や童話作家を目指す人に大きな力を与えてくれることを心より願っています。ありがとうございました。


近況

2009年2月20日、シリーズ12作目の「ワニくんのアップルパイ」を出版しました。HP「ワニくんのへや」に詳しい情報を載せています。
park.geocities.jp/wanikun02/

みやざきひろかず

1951年奈良県に生まれる。北海道教育大学特設美術課程洋画科を卒業後、デザイン事務所に勤務し、グラフィックデザインやイラストレーションの仕事をする。その後フリーのイラストレーターとして独立。スペインの挿絵画家フェルナンド・ピュイグ・ロサドの絵本に誘発されて絵本の制作を始める。
1984年「ワニくんのおおきなあし」が、大阪国際児童文学館会館記念「第1回ニッサン童話と絵本のグランプリ」で絵本大賞を受賞、翌年BL出版から出版され、これを契機に絵本作家としてのスタートをきる。
主な作品に「ワニくんのふしぎなよる」などのワニくんシリーズ、「チョコレートをたべたさかな」(以上BL出版)、「ひるねむし」(ひかりのくに)、「おくりもの」(クレヨンハウス)などがある。奈良県生駒市在住