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| 第21回絵本の部・優秀賞 |
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よるをてらす
作/宮越 暁子
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しずかな 夜です
きこえるのは ストーブの 音だけ
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とおりは しんとひえ
まぶしいばかりの 星たち
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今 星たちを てらすひかりは
地球の うらがわも
あかるく てらしています
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きらきら 太陽のしたでは
いそがしく 羊の世話を
しているのでしょうか
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学校へいく 時間でしょうか
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たいくつな駅で
これからはじまる旅を
おもいえがくのでしょうか
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上等な ワインと おしゃべりで
午後の ひとときを すごすのでしょうか
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いま どこかで
むしあつい 午後が あります
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海のなかでは 浜辺のにぎやかさも
むしあつさも 遠い
いま どこかで 暗く つめたい夜を
すごす国が あるのだろうか
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そのとき しずかに
ストーブが きえました
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ほら もうすぐ 朝がきます
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宮越 暁子(みやこし あきこ)
22歳 大学生 埼玉県狭山市
<受賞のことば>
寝る前に思いえがく幸せな風景を物語にしました。すばらしい賞を2度も、ありがとうございました。これからも楽しんで制作を続けます。
●第20回ニッサン童話と絵本のグランプリ優秀賞 |
短評
夜から朝にかけての時間的継起を、静かに、また確かな目で追求しようとしている点は、素朴で好感が持てます。しかしあまりにも静かすぎて、作者のこころの躍動感をかくしているようです。破綻を恐れないで主張を。(中川 正文) |
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