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日産 童話と絵本のグランプリ
第19回(2002年度)入賞作品
第19回絵本の部・大賞 (※掲載している作品は受賞時点のものです。出版作品とは異なる場合があります。)

しろしろのチョーク
作/中新井 純子


にらんで いるのは
へびの ジロジロ。
むすこの しろしろにも
ようちゅうい。


だいの ラクガキずき だから。


あるあさ くねくねみちで みつけたさんぽの おとも。


ふわふわ かけるぞ!


みちも


きしゃも


かべも


やねの ペンキも ごらんのとおり。


あのへび、えを かいてるよ!
こどもたちは おおさわぎ、


いっしょに ラクガキ はじめるしまつ。


すてきな おみやげ もらったよ。



パタパタ ゆうだち
ラクガキも あらいながす
しろしろも あわてて かえった。


「きょうは うさぎを おどかした。
それから たまごを 4つも のんだ。
しろしろ、おまえは どうだい?」
「ぼくは まちじゅうに ラクガキ
してきた。」
ジロジロは だまって、それから
そっと いびきを かいた。


しゅっぱつさ!


中新井 純子(なかあらい じゅんこ)
37歳 非常勤講師 大阪府東大阪市
<受賞のことば>
すこしずつすこしずつ絵本に近づいてこれたのかな、と嬉しい気持ちです。いろいろな場面で励ましてくださった方々に、感謝いたします。これからもワクワクしながら描いていけたら幸せです。賞に選んでいただき、本当にありがとうございました。

●第12回ニッサン童話と絵本のグランプリ佳作受賞
●第17回ニッサン童話と絵本のグランプリ優秀賞受賞
●第18回ニッサン童話と絵本のグランプリ優秀賞受賞

短評
 二年連続の優秀賞受賞後、間をあけずに三度目の正直で大賞獲得という一気呵成さだ。絵そのものの変化(上達)はそれ程ではないが、画面構成も含めて《絵本》に対する研究の跡が感じられる。今から次回作が楽しみだ。(杉浦 範茂)


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