| 第19回絵本の部・優秀賞 |
ほしのむらのケルル
作/山口 深雪
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ほしのむらの まんなかにある ムロムロやまの てっぺんに、ケルルは ことりの ポポと、すんでいます。 |
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ほしのこうぼうでは、むらの ひとたちが、てわけして おほしさまを |
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「おやおや ケルル、また きたのかね。」ほしづくりの めいじんの、コウじいさんです。 |
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「ではケルル、まず オーギーのもりに いって、ほしのきを さがすのじゃ。 |
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「よしよし。つぎに、とってきた ほしのみを、はんぶんに わってごらん。なかからほしのたねが でてきたじゃろう?」 |
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あしながの ムクムクが、できあがった おほしさまを とりにきました。 |
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ムクムクは、おほしさまで いっぱいの カゴを ひょいと もちあげると、ゆっくりと あるきだしました。 |
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ほしのむらの はじっこに つくと、ムクムクは つぎから つぎへと おほしさまをよぞらに かざっていきました。 |
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よぞらに ほしが ひとつ、またひとつ、かがやきだすのを、ケルルは ドキドキしながら みつめていました。 |
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「ぼくの おほしさま、みたかったのにー。」 |
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「そのころ、ポンポンいけの そこでは、はじめてみる おほしさまに、さかなの かぞくが うっとりしていました。 |
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山口 深雪(やまぐち みゆき) |
短評 |
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